食事をどう回すか
単身赴任でいちばん静かに家計を圧迫するのが食費です。意志ではなく仕組みで下げます。
なぜ外食に流れるのか
自炊が続かない理由は、料理が苦手だからではありません。手順が多いからです。
買い物 → 保存 → 下ごしらえ → 調理 → 片付け。この5工程を、仕事から帰って毎日やるのは現実的ではありません。1つでも欠けると、そのまま外食になります。
特に単身赴任では、買い物の段階でつまずきます。一人分は量の調整が難しく、買った食材を使い切れずに捨てることになる。これが数回続くと、買うこと自体をやめます。
したがって、対策は工程を減らすことです。気合いではありません。
3つを組み合わせる
比率で考える
①自炊。安いが工程が多い。週末にまとめて作る形なら続きます。
②冷凍宅配食。工程が「温める」だけ。単価は自炊より高く、外食より安い。
③外食・中食。工程ゼロ。単価は最も高い。
全部を①にしようとすると失敗します。現実的なのは、平日は②、週末に①、疲れた日は③という組み方です。
②を用意しておく効果は、単価そのものより「③に流れる日を減らせること」にあります。冷凍庫に何かある状態を作っておくと、疲れた日の判断が変わります。
冷凍を軸にする理由
単身赴任の食事で冷凍が合うのは、次の理由からです。
・買い物の頻度を減らせる。まとめて届く
・使い切りのプレッシャーがない。生鮮のように傷まない
・一人分に分かれている。量の調整が要らない
・帰省で家を空けても無駄にならない
4つ目は単身赴任特有の利点です。生鮮食品を買った週末に急な帰省が入ると、そのまま廃棄になります。冷凍なら、戻ってから使えます。
ただし前提として、冷凍庫の容量が要ります。単身用の小型冷蔵庫では数食分しか入りません。宅配食を使うなら、冷蔵庫を選ぶ段階で冷凍室の容量を見てください。
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健康面で気をつけること
単身赴任で体調を崩す典型は、塩分と野菜です。外食と中食が増えると、どちらも偏ります。
・塩分。外食は味付けが濃くなりがち。血圧に持病がある場合は特に注意
・野菜。一人分の調理では最も省略されやすい
・飲酒の量。家族の目がない環境で増えやすい。ここは自覚しにくい部分です
・体重。月1回でよいので測る。変化に気づく唯一の方法
健康診断の数値に指摘がある場合は、塩分やたんぱく質に配慮した宅配食という選択肢もあります。自分で成分を管理するより確実です。
また、単身赴任中は受診が後回しになりやすい期間です。気になる症状があるときは、帰省のタイミングを待たず赴任先で受診してください。→ 受診の判断基準
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